
祈りを込めて(With great deep prayer)
原爆投下から70年を迎えるにあたり、これまで撮影した平和記念公園の写真をまとめさせて頂きました。
原子爆弾の投下により犠牲となられた御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。
(碑文)安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから
Let all the souls here rest in peace, for we shall not repeat the evil.
白血病のため亡くなった女子生徒佐々木禎子さんと原爆の犠牲となった子供たちのための慰霊碑です。原爆の子の像の下には折り鶴を飾る台が設置されており、今でも世界中から折り鶴が届けられています。
内部には納骨堂があり、原爆により一家が全滅し身内の見つからない遺骨や氏名が判明しない遺骨約7万柱が納められています。現在でも献花やお供えが途切れることはありません。
原爆死没者を静かに追悼し、平和について考える場所となっています。壁面には、爆心地である旧島病院付近からみた被爆後の街並みが、昭和20年(1945年)末までの死没者数(約14万人)と同数のタイルを用いて、パノラマで表現されています。また、壁面にはその当時の広島市内の町名が書かれたタイルが埋め込まれています。
広島市内では、市内で建物疎開作業を行っていた生徒約6,300人に加えて、市内の各事業所に出ていた多くの学徒が原爆の犠牲者となりました。
戦後、原爆や空襲などで亡くなった動員学徒の名簿作成運動がすすめられました。動員学徒慰霊塔は、その遺族による募金によって建てられたものです。
動員学徒慰霊塔の下には平和の女神像が設置されています。
平和の女神像は、3つの宗教を組み合わせた像で、顔は仏教、ベルトの部分は神道の象徴である鏡を、背中にある翼はキリスト教を表しています。
核兵器と戦争のない世界の達成をめざし、その精神文化運動のシンボルとして「原爆被災者広島悲願結晶の会」が建立したものです。
毎朝8時15分、全世界に向け時計塔のチャイムが鳴らされています。
原爆死没者の霊を慰め世界の恒久平和を祈念するため、毎年8月6日に平和記念式典が開催されます。
あの日、多くの被爆者の方が水を求めた元安川も現在は穏やかに流れています。
もう二度と核兵器が使用されることがありませんように。
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