広島を観光で訪問された方には、是非とも広島市中心部にある本通り商店街を歩いて頂きたいと思います。
広島本通商店街は広島を代表する名実ともに中四国一の商店街であり、休日には1日当たり10万人の人通りがある、非常に賑やかな通りです。
位置的には、本通りの東西の長さは577mで西は平和記念公園のすぐ近くまで伸び、東は八丁堀の手前で金座街商店街や並木通りと繋がっています。
本通だけでも集客力は大きいのですが、それに加えて、広島そごう、アクア、サンモール、デオデオなどの広島市中心部の西寄りにある商圏と、広島パルコ、福屋、三越、ヤマダ電機などの駅寄りにある八丁堀界隈の商圏をつなぐ回廊としての役割を果たしており、広島の商業を語る上で欠かせない存在となっています。
本通には、紳士服、婦人服、子供服、和服、靴などファッション関係の店舗を中心として、時計や貴金属店、メガネ店、ドラッグストア、コーヒーショップ、CDショップ、カラオケ店舗などが立ち並んでいます。
最近では特に、ドラッグストアの出店が目立ち、ダイコクドラッグ、ドラッグセガミ、ウォンツ、赤松薬局などが価格競争を行っており、まさに本通ドラッグ戦争ともいえる状況となっています。
また、大手コーヒーチェーン店のドトール、スターバックス、タリーズが勢ぞろいしており、さらにアンデルセン、珈琲館、新しくオープンした倉式珈琲(サンマルク系列)も加わって、コーヒーショップ間の競争も激しさを増しています。
本通には、マクドナルドやロッテリアといったファーストフード店もありますので、この周辺では途中で休憩する場所がいくらでもあります。
本通は観光地ではないかもしれませんが、商店街やコーヒーショップで広島弁に耳を傾けるというのも、旅の楽しみのひとつではないかと思います。