縮景園(国の名勝)
縮景園は広島市中区にある庭園です。
約400年の歴史がありますが、昭和20年(1945年)に原爆の被害により壊滅。その後、復旧し、昭和26年に開園しています。
縮景園は元和6年(1620年)に広島藩主浅野長晟(あさのながあきら)が藩主の別邸として築成させてもので、当初の作庭は茶人として知られる上田宗箇ですが、その後、大規模な改修が何度か行われ明治時代に現在の形になったとのことです。
縮景園の名前の由来は、幾多の勝景を集めて縮めて表現したこと、あるいは、中国広州の西湖を模して縮景したことから来ているそうです。
周囲には高いマンションなどが見えますが、広島の中心部にこのような広い庭が残っていることは素晴らしいことです。
縮景園の風景
縮景園の入口は庭園の南側に1か所、広島県立美術館との連絡口が1か所あります。
主敬遠の入口を入ると、正面にある清風館という建物に向かって道が続いており、両側に松が植えられています。
縮景園の中心には大きな池があり、池の周囲には小路がめぐらされています。右手に見えるのは清風館です。
手前に松が見える場所が小松渓、その向こうには名月亭という茶室が見えます。
縮景園からはアーバンビューグランドタワーが見えます。
縮景園の動画はこちらです。
ここ最近、縮景園を訪問する外国人観光客が急増しており、評判は好評とのことです。原爆の被害により壊滅した縮景園を復興させたことに大きな意義があると考えます。
【縮景園へのアクセス】
広島駅から徒歩で約15分です。バスを利用する場合は広島バス26号線に乗り、縮景園入口で下車し、徒歩約5分です。
また市電利用の場合は八丁堀で白島線に乗り換えて「縮景園前」から徒歩約3分です。
(市電利用の場合、八丁堀駅で下車する際に、車掌さんか運転手さんに白島線に乗り換える事を告げて、乗換カードを受け取って下さい。広島駅から市内均一運賃160円で縮景園前まで行くことができます。但し、市電はかなり遠回りとなり、30分程度は時間がかかります)
【広島縮景園データ】2014年11月19日現在
所在地 広島市中区上幟町2番11号 TEL082-221-3620
入園料 一般260円(団体200円) 高・大学生150円(団体100円) 小・中学生100円(団体80円)
駐車場金 乗用車 1時間まで310円 以後30分毎に160円加算 バス 1時間まで620円 以後30分毎に310円加算
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