宮島への行き方(JR編)
宮島は広島市の西隣、廿日市市にあります。なお、現在は廿日市市宮島町ですが、2005年11月3日に廿日市市に編入されるまでは広島県佐伯郡宮島町でした。
広島市内から宮島へ行く方法はいくつかありますが、まずは広島駅からJRを利用してみます。
宮島港への所要時間はおよそ50分~1時間、最寄り駅は「宮島口(みやじまぐち)」
JRを利用すれば、広島駅から宮島港までの所要時間はおよそ50分から1時間程度です。広島市内に住む人間にとっては微妙に遠い距離で、宮島を訪問する時には少し気合が必要です。
所要時間はJR広島駅からJR宮島口駅までが約27分、宮島口駅からフェリー乗り場のある宮島口桟橋まで徒歩約5分、宮島口桟橋から宮島港まではフェリーで約10分です。計算上は最短42分ですが、フェリーとの連絡時間もありますので、片道約1時間と考えておく必要があります。
広島駅で切符を購入
JR広島駅の券売機には、上の所に「宮島 590」というボタンがあります。これは広島駅から宮島までの切符を一度に購入できるボタンで、JR宮島口駅までの山陽本線と宮島口桟橋から宮島港までのJR西日本宮島フェリーの切符が1枚になっています。この切符を利用すると、宮島口駅の自動改札で切符が出てきますので、切符を取ってそのままフェリーに乗船することができ、時間の節約になります。
もちろん、切符を別々に購入することも可能で、宮島口までの切符410円(2014年11月現在)を購入し、宮島口桟橋でフェリーの切符180円を購入することもできます。(運賃は別々に購入しても同じです)
※広島の交通系カード「PASPY」をお持ちの方へ
JR宮島フェリーはPASPYの利用が可能で、通常料金より10円割引されます。PASPYをお持ちの方は宮島口までの切符を購入し、PASPYでフェリーに乗船されることをお勧めいたします。
JR宮島口駅
宮島口駅はまさに宮島の玄関口です。観光シーズンはかなりの人出になります。この写真は紅葉のシーズンに撮影したため、多くの人が写りこんでいます。なお、宮島口駅には売店があり、運がよければ「あなごめし弁当」が買える筈なのですが、これまで1度も買えたことがありません。
宮島口駅前の様子
JR宮島口前にはいくつかのお土産屋さん、「あなごめし」で有名なお店などがあります。写真には写っていませんが、桟橋に行く途中、向かって左側にはコンビニエンスストアがあります。宮島にはコンビニエンスストアがありませんので、特に宮島に宿泊される方は島に渡る前に必要な物を調達します。なお、写真の正面に写っているのが、JR西日本宮島フェリー乗り場です。
大鳥居便
JR宮島フェリーは少し遠回りして厳島神社寄りのルートを通る「大鳥居便」があり、2014年11月現在、午前9時10分から午後4時10分までの便が大鳥居便となっています。(所要時間は同じです)
フェリーの運行間隔は基本的には午前8時から午後5時までの時間帯は1時間に4本(15分おき)ですが、土、日、お正月などは10分間隔で運行される事があります。早朝と午後7時以降は便数が少なくなりますので、この時間に宮島を訪問されるか、宮島から戻られる方は、事前に時刻表を確認しておくことをお勧めいたします。
JR宮島フェリーの乗り場はこのような雰囲気です。写真は2014年4月のもので、現在、桟橋は少しだけ東側に移動していますが、きっぷ売り場の位置はそのままです。
改札は宮島桟橋側にあります
徒歩でJR宮島フェリーに乗り込みます。改札口は宮島に渡ったところにありますので、宮島口側から乗船する際に切符の改札はありません。JR西日本フェリーは現在三隻のフェリー(みやじま丸、みせん丸、ななうら丸)を運航しており、それぞれ構造が異なっています。なお、写真のみやじま丸は2006年就航した船で、シップ・オブ・ザ・イヤー2006(小型客船部門)という賞を受賞しています。
フェリーのデッキは右舷側(船首に向かって右側)がお勧めです
宮島に向かうフェリーの中では、是非、デッキから瀬戸内海の風景を楽しんで頂きたいと思います。行きのフェリーでは厳島神社の大鳥居は右舷から良く見えますので、右舷側に陣取られることをお勧めします。
そして、帰りのフェリーで右舷側に見える瀬戸内海の風景もかなりお勧めです。帰りのフェリーでは、宮島の大鳥居に加えて瀬戸内海の島々に目をやって頂きたいと思います。
海に浮かぶ(ように見える)厳島神社大鳥居
前述した、JR宮島フェリーの「大鳥居便」に乗船すると、大鳥居が良く見える場所を通ります。海からの厳島神社大鳥居の写真を撮影したいと思われる方は、JR宮島フェリーをお勧めします。ただし、大鳥居に接近といってもかなり沖を運行しますし、干潮時にはかなり沖の方を通ることになります。海の上に浮かぶ(ように見える)大鳥居の撮影を希望される方は、下のリンクより潮汐表をご確認頂ければと思います。
宮島観光協会さんのホームページへのリンク(ページ右側の上から2段目から広島港の年間潮汐表を見ることができます)
宮島桟橋に到着
宮島口の桟橋を出発したフェリーは約10分で宮島桟橋に到着します。みやじま丸は三隻あるJR宮島フェリーの中では一番新しいだけあって、他のフェリーと比べてかなり綺麗です。
宮島桟橋からは大鳥居も見えます。そして大鳥居の後ろに見える山が弥山の一部です。なお、宮島桟橋から厳島神社までは徒歩で約10~15分でそれなりに距離があります。
フェリーの到着する桟橋から、旅客ターミナルへは写真のような通路が伸びています。早朝、乗客が旅客ターミナルに移動した後に撮影した写真のため人影がありませんが、いつも多くの人が歩いています。左側にある歩行者用の通路を歩きます。
桟橋からの通路を歩いて進むと、つきあたりに人は左、車は右の看板があります。宮島の見どころの一つである宮島水族館と宮島歴史民俗資料館の看板も出ています。ご家族連れの方で、お時間と予算が許す方は是非、宮島水族館を訪問して頂きたいと思います。そして、歴史民俗資料館は、厳島神社の廻廊を出たところから徒歩2分位の場所にあります。宮島の他の観光スポットと比較して、訪問する方は少ないですが、宮島の歴史と文化をより深く知ることができるお勧めの施設です。
宮島桟橋旅客ターミナル
宮島桟橋内にあるJRの切符売場の様子です。なお、JR宮島フェリーは平成21年まではJR西日本の直営でしたが、平成21年4月からはJR西日本宮島フェリー株式会社という別会社が経営しています。
宮島桟橋旅客ターミナルの出口付近には観光案内所と売店があります。写真は早朝のため閉まっていますが、年中無休です。無料の宮島地図を入手できます。
旅客ターミナルの外
旅客ターミナルから外に出ると、「歓迎 宮島町」の大きな灯篭が迎えてくれます。写真には写っていませんが、この付近には野生の鹿も歩いています。
宮島桟橋旅客ターミナルの外観
外から見た旅客ターミナルの様子です。かなりの大きさであることがおわかり頂けるのではないでしょうか。なお、旅客ターミナルは2014年11月現在耐震補強工事中で2015年2月に終わるとのことです。
宮島への旅(JR編)は以上ですが、広島電鉄や世界遺産航路(原爆ドームから宮島への航路)もあります。
コメント
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お世話になります。私、BSJAPANの番組を担当しております、岩橋と申します。
今回、当番組で駅弁についてとりあげようと思っているのですが、その紹介の際に、
その駅弁を販売している駅の外観の写真も同時に集めております。
そこでなのですが、本サイトに記載されている宮島口駅のお写真をご提供頂けないでしょうか。
取り急ぎの内容となってしまい、大変恐縮ではありますが、何卒ご協力頂ければ幸いです。
お返事お待ちしております。
お返事が遅れまして大変申し訳ございません。
サイト内の写真につきましてはご自由にシェア頂いて結構です。
但し、人物が写っている写真につきまして、人物が特定されないようにご配慮願います。
この土日に宮島に行ってきました。こちらのページが大変参考になり、迷うこともなく、楽しい旅行をすることが出来ました。ありがとうございました。
帰りJR宮島口の駅前の売店で、未だ一度も買えたことがない。とあった うえの のあなご飯、ありましたよ!しかも 3つも!
留守番の次男があなごが大好きで、お土産にあなご飯買ってきて。
と言っていたのですが、予約する暇がなく、駅に降りてすぐお店が見つけられなかったので、他のお店のでいいか?と諦めていたので ビックリ するやら、嬉しいやら。
念のため広島駅の売店で 活あなご飯弁当を予約しておいたので、嬉しい大誤算!其方もいただいて、せっかくなので、帰宅してから子供と一緒に食べ比べてみました。
老舗うえのは、流石!明らかに違って美味しかったです。
色々教えて下さってありがとうございました。