平清盛(たいらのきよもり)像
宮島桟橋前の広場に立つ平清盛(たいらのきよもり)像です。
「平家にあらずんば人にあらず」といわれた時代を築いた、平安時代末期を代表する武将にして公卿(貴族)です。
簡単に言えば、平家の総帥、平家の棟梁です。平清盛は厳島神社を深く信奉し、海上社殿を造営、平家納経という豪華絢爛なお経を厳島神社に奉納するなど、厳島神社の発展に大きく寄与しました。平清盛には、呉にある海上交通の要衝「音戸の瀬戸」(おんどのせと)を1日で開削した伝説があります。また、鞆の浦や瀬戸田など、瀬戸内海の港町を整備したと言われています。
平清盛の功績
平家物語では悪人として描かれており、最後は源氏に敗れた平家の領袖というマイナスなイメージがありますが、宮島にとっては大恩人であり、深く愛されています。宮島島内には清盛神社もあります。その当時、瀬戸内海の制海権を有し、中国と日宋貿易を行い、海上交易を進めたことも、大きな功績です。
ちなみに、近年では、平清盛は実はやさしい性格だったという研究結果もあるようです。
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