しゃもじかきめし

しゃもじかきめし

しゃもじかきめし

旅の楽しみの一つとして、旅行先の駅弁を食べるという事があると思います。そこで、広島らしい駅弁をひとつご紹介させて頂きます。それは、広島駅弁当さんの「しゃもじかきめし」です。

広島駅弁当さんの歴史

広島駅弁当さんは110年以上の歴史を持つ広島の老舗弁当屋さんです。

現在のJR西日本、以前の国鉄はその昔、山陽鉄道という名称でした。その山陽鉄道が広島まで延び、広島駅が開業したのは明治27年(1894年)6月10のことです。広島駅開業の約7年後、明治34年(1901年)4月1日に中島改良軒という名前で弁当の立ち売りを始めたのが、現在の広島駅弁当さんの前身となります。

広島駅弁当さんのロングセラー

その広島駅弁当さんが発売している駅弁当の中でもしゃもじかきめしはロングセラーとなっている商品です。昭和42年(1967年)に発売を開始し、以後、40年以上にわたって愛され続けています。なお、容器がしゃもじの形となる前から「かきめし」として販売が行われていますので、「かきめし」そのものには、さらに長い歴史があります。

外箱の様子

しゃもじかきめしの容器は外箱の中に入っています。外箱には、お弁当の写真と赤いしゃもじが描かれており、後ろには厳島神社大鳥居のシルエットが描かれています。イメージとして殻つき牡蠣の写真もあり、下の方には開運の文字が。かなり気合の入った外箱で、期待が高まります。

しゃもじかきめし外箱

しゃもじかきめし外箱

 

紙の外箱を開けてみます

外箱を開けると杓子の形をしたプラスチック製の容器が収められています。容器の表面には、厳島神社の大鳥居、五重の塔と宮島の山と海が金色で表現されているようです。その下には広島駅弁の文字が。

しゃもじかきめし容器

しゃもじかきめし容器

とにかく食べてみます

ふたを開けると中にはカキめし、カキフライ、そしてカキ身のゆず味噌和えという三種類の牡蠣料理が入っていて、かなりお得感があります。さらにちいさなちりめんじゃこを甘辛くにた「しゃこ煮」や広島菜も入っており、まさに広島づくしとなっています。

カキめし、カキフライ、カキ身のゆず味噌和えと違った味が楽しめますが、それぞれ味わい深く、広島を代表する駅弁として誇れる味だと思います。

しゃもじかきめし

しゃもじかきめし

期間限定販売

しゃもじ牡蠣めしは広島駅の売店で販売されているのですが、牡蠣を使っているだけあって期間限定販売(9月中旬~翌年3月)となっています。

お値段は1200円ですが、杓子の形をしたプラスチック製の容器は宮島の杓子をかたどったもので、開運をもたらす縁起物です。容器は小物入れとして使えますので、決して高くはありません。

広島の誇るこの駅弁を、是非、一度、ご賞味下さい。

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