流川(ながれかわ)
広島の流川は、中国四国地方最大の歓楽街です。
厳密に言えば流川だけでななく、堀川町、薬研堀、胡町、新天地、銀山町、弥生町など複数の町で一大歓楽街を形成しているのですが、広島で「流川」と言えばこの界隈一帯を指します。(流川・薬研堀地区という呼び方もあります)
平成18年3月に警察庁が作成した資料によると、流川・薬研堀地区には風俗店、飲食店等約 3,400 店舗が密集しているそうです。
流川の歩き方(基本編)
初めて流川を訪問される際には、いくつか押さえておくと便利な事があります。
最寄の電停
広島電鉄の駅では、胡町(えびすちょう)が最寄駅となります。広島駅からは5つめの電停で、所要時間は約10分です。
胡町の電停を降りると、南側に三越百貨店が見えます。流川通りの入り口は三越百貨店の東側にあります。
なお、薬研堀へお越しの場合や薬研堀から市電を利用される場合は、広電銀山町が最寄駅となります。
まずは南北の道を押さえましょう
流川通りは南北に走っている通りで、相生通り(電車通り)から平和大通りまでで、長さは約700mです。
流川通りの西側
流川通りの西側には中央通りという大きな通りが走っており、ヤマダ電機や広島ワシントンホテル広島パルコ、ドンキホーテなどがあります。
なお、流川通りから中央通りを渡ったところには西新天地公園があり、近くにはお好み村があります。
流川通りの東側
流川通りの東側には流川通りと並行して薬研堀(やげんぼり)通りが南北に走っています。
さらに、薬研堀通りの東側には弥生町通りがあります。このあたりの脇道は迷路のように感じることでしょう。
また、流川通りと薬研堀通りの中間に中新地通りという200m位の通りがあります。
次に東西の道を押さえましょう
このエリアの一番西にある中央通りから一番東にある弥生通りまでを東西に貫く主要な通りは2つです。
胡通り・東胡通り
胡通りは中央通りのさらに西側、金座街から流川通りまでの通りです。ヤマダ電機や広島三越の南側にある歴史のある商店街です。
流川通りから東側は東胡通りと名称を変えます。東胡通りにはスナックやバーが多数集まっています。
仏だん通り
仏だん通りは流川通り、中新地通り、薬研堀通り、弥生町通りを東西に繋ぐ、流川・薬研堀地区のメインストリートともいえる通りです。
かつての西國街道で、その名の通り多くの仏壇屋さんが立ち並んでいました。歓楽街となった現在も数件の仏壇屋さんが営業されています。
一番東側の入り口にはキリンビールの大きなネオンサインがあります。
流川界隈の雰囲気
流川界隈といっても前述の通り、複数の町にまたがるかなり広い地域ですから、一言で雰囲気を表現することはできませんが、大まかに言えば、中央通り、流川通り、薬研堀通り、弥生町通りと東に向かうにつれて少しずつディープな雰囲気になっていきます。
ディープといっても、この界隈は町中に多くの防犯カメラが設置されており、深夜でも女性が歩き回っているような安全な町であると言えます。
多くのお店は良心的に営業をされており、いわゆる暴利バーのような悪徳なお店の噂は聞いたことがありません。
この界隈には多くの無料案内所がありますが、地元の人間も利用しています。(積極的にご利用をお勧めする訳ではございません)
最後に(観光やビジネスで広島県外からお越しの皆様へ)
その広さと奥深さにおいて、広島の流川・薬研堀は日本一の歓楽街なのではないかと思っています。広島にお越しの際には、是非、広島流川で美味しいお酒を飲んで頂きたいと思います。
この界隈は、平日と週末では賑わいの度合いがまったく違いますので、是非、週末の夜に広島流川にお越し頂きたいと思います。
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