紙屋町交差点(広島センタービル)
広島センタービルは、広島市の交通の要衝である紙屋町交差点の北西角にあるビルで1974年10月10日に完成しました。
ビルの3階には広島バスセンターが、それ以外の場所には百貨店のそごう広島店と専門店街のアクア広島センター街があります。広島市内の各方面行きバスや県外への高速バスの多くは広島バスセンター発着であり、1日3万人以上の人がバスセンターを利用しています。
広島空港から広島市内方面へのリムジンバスは、広島バスセンター行き広島駅新幹線口行きの2種類が運行していますので、県外からお越しの方は、広島の第一歩が広島バスセンターという方も多くいらっしゃると思います。
ビルの外壁は鯉のうろこをデザイン
広島センタービルの外壁は丸い形の白い鉄で覆われています。これは広島の象徴ともいえる鯉のうろこをイメージしたデザインです。広島城の別名は鯉城(りじょう)と呼ばれており、紙屋町交差点の下を南北に走る道路(国道54号線)は鯉城通りと呼ばれていることから、鯉のうろこをデザインに採用したものと思われます。
なお、鯉城通りは1912年に広島電鉄が建設される前は、広島城と広島湾を結ぶ運河だったそうです。
ひろでんの架線は広島の象徴
写真には蜘蛛の巣のような広島電鉄の架線が写っていますが、この広島電鉄の架線はとても広島らしい風景です。広島電鉄は「ひろでん」の愛称で広島市民に愛されており、営業距離、保有車両数ともに日本一です。
紙屋町交差点は広島電鉄の本線(西広島・宮島方面行き)と宇品線(宇品港方面)の分岐点となっており、その意味でも紙屋町交差点は広島の交通の要衝となっています。
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