美食楽酒 鯉わし(こいわし)

鯉わし暖簾

広島の薬研堀にある、カープをこよなく愛する店主さんのお店「鯉わし」をご紹介させて頂きます。このお店は特に店内がカープ一色というわけではありませんが、店主さんがカープをこよなく愛していて、さらに、美味しい網焼きや広島の隠れた郷土料理「小いわしの刺身」などを味わうことができるお店です。

※文章中の価格は2015年3月現在のものです。

カープ愛溢れるお店の看板

鯉わし看板

鯉わし看板

広島の繁華街、薬研堀通を歩いているとこのような看板が目に入ります。朝5時まで営業というとても気合の入ったお店です。店主さんに確認したところ、店名の「鯉わし」は「小鰯」とカープの鯉をかけてあるそうです。

カウンター席とお座敷がある小さなお店

鯉わしお座敷席

鯉わしお座敷席

暖簾をくぐると、目の前がすぐに座敷になっています。お座敷は4~5名での利用ができる大きさで、掘りごたつになっていますので、ゆっくりくつろぎながら料理を楽しむことができます。

鯉わしカウンター席

鯉わしカウンター席

カウンター席は6席あり、入口に近い席は目の前に網焼きのグリルがあります。1人でも利用しやすい雰囲気となっています。店主さんとの会話を楽しむには、カウンターが一番です。

鯉わし網焼きの様子

鯉わし網焼きの様子

このような感じで、カウンター席の目の前で美味しそうに肉や野菜が網焼きされています。目の前で焼かれているお肉を見ると食べたくなります。写真はお座敷席の団体さんが注文されたハラミとネギ焼きです。

看板メニュー小いわしの刺身650円

鯉わしの小いわし刺

鯉わしの小いわし刺(650円)

お店の看板メニューのひとつ小いわしの刺身です。鰯は「鰯7度洗えば鯛の味」と呼ばれていますが、小いわしの刺身は広島ならではの隠れた郷土料理で本当におすすめの料理です。広島湾の小いわしには禁漁期間があり、基本的にはシーズンは6月10日から翌年の2月末までです。鯉わしさんではできるだけ一年中小いわしの仕入をされているとのことです。なお、小いわしの天ぷらもお勧めです。

鯉わし名物「六トン」(豚の内臓6種類)

鯉わし名物料理六トン

鯉わし名物料理六トン(1200円)

そして、このお店には「六トン」という名物料理があります。豚の内臓6種類で、写真の右から豚のハツ(心臓) 、おかま(直腸)、ホホ肉(ほっぺ)、ツラミ(ほっぺ)、ハラミ(横隔膜)、タン(舌)となっています。特性のタレにネギを入れて食べると絶品です。焼いてあるのではなく茹でてあるので、脂が抜けてあっさりしており、本当に美味です。

六トンの説明

六トンの説明

カウンターには六トンの説明書きがあります。お皿にはこの説明書きの通り、一番右のハツから一番左のタンの順番に盛られていますので、どこのお肉か見ながら食べることができます。右側から食べるか左側から食べるか。

お肉の網焼きも絶品

骨付きカルビの網焼き

骨付きカルビ(800円)

店主さんにお勧めの網焼きを伺ったところ、骨付きカルビとのことでした。タレに漬け込まれた骨付きカルビは食べ応えがありました。骨のまわりのお肉が一番美味しいですが、お箸ではかなり食べにくいです。行儀は悪いですが手でつかんで頂きました。

〆のメニューにも焼き物あり

カルビ丼

カルビ丼(750円)

〆のメニューはおにぎり、焼きおにぎり、カルビ丼があり、かすうどんなどがあるのですが、この日はお肉をもう少し食べたかったためカルビ丼を注文しました。カルビがたっぷり乗って大満足です。なお、網で焼かれる焼きおにぎりもお勧めです。

 何故「鯉わし」をお勧めするのか

広島らしい料理を味わうことができる、カープ好きの店主さんが切り盛りするアットホームなお店です。

基本的に朝5時まで営業されているので、遅い時間からでも利用でき、一人でも気軽に立ち寄ることのできるお店です。逆に、お店の収容人数は最大でも12人程度ですので、大人数で利用される際には事前にお店にお電話されることをお勧めいたします。お店が歓楽街のややディープな場所にあるため、未成年の方やお子様連れの方には不向きですが、お店の中は明るく健康的で、女性一人でも利用できるお店だと思います。

「鯉わし」の情報

住所 広島市中区薬研堀5-15 フォレストビル1F

電話 082-249-2730

定休日 月曜日

営業時間 午後6時~午前5時

「鯉わし」の地図

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