国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

広島平和記念公園内にある国立の施設で、原子爆弾死没者の尊い犠牲を銘記追悼の意を表すとともに永遠の平和を祈念するため設けられた施設です。

施設が地下にあるためあまり目立ちませんが、ぜひ中に入って頂きたいと思います。

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の看板

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の看板

 

情報展示コーナー

地下1階は情報展示コーナー及び体験記閲覧室となっており、体験記閲覧室には10万編を超える被爆体験記が所蔵されています。

お時間がある方は、1冊でも良いので、体験記を手に取ってご覧いただきたいと思います。

被爆した瓦礫の地層標本

順路に沿って歩くと、地層の標本が展示されています。これは平和祈念館を建設の際に発掘された平和公園の地層で、多くの瓦礫が埋もれているのを見てとることができます。

平和記念公園を建設する際敷地全体を土で覆っており、今でも平和記念公園の下には被爆した瓦などが多数埋もれており、がれき層のさらに下には、8月6日に燃えた地表面も残っています。

現在平和記念公園として整備されている場所は、被爆前、多くの人が住んでおり、一瞬にして亡くなったことを忘れてはいけません。

平和記念・死没者追悼空間

平和祈念・死没者追悼空間

平和祈念・死没者追悼空間

地下2階は平和祈念、死没者追悼空間となっており、原爆死没者を静かに追悼し、平和について考える場所となっています。

壁面には、爆心地である旧島病院付近からみた被爆後の街並みが、昭和20年(1945年)末までの死没者数(約14万人)と同数のタイルを用いて、パノラマで表現されています。また、壁面にはその当時の広島市内の町名が書かれたタイルが埋め込まれています。

中央の水盤

中央の水盤

中央の水盤

地下2階の中央には水盤が置かれていますが、この水盤は原爆投下時刻8時15分を表しており、あの日、水を求めて亡くなった原爆死没者を追悼するため水が捧げられています。

周りには腰を掛ける場所がありますので、どうか目を閉じて流れる水の音を聞きながら、死没者の方を悼むとともに平和を祈念して頂きたいと思います。

【開館時間】

3月1日~7月31日 8:30~18:00  8月1日~8月31日 8:30~19:00(8月5日、8月6日は20:00まで)

9月1日~11月30日 8:30~18:00  12月1日~2月末日  8:30~17:00

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の地図

レストハウスへ  原爆死没者慰霊碑へ

 

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